内容説明
今、北海道は豊かな自然に恵まれ、川にサケがのぼり、山にエゾジカがあそぶ土地です。かつて、この地はアイヌの人々の生活の楽園でもありました。しかし、江戸時代、蝦夷地(北海道)を支配した松前藩の政策によって、アイヌの人々の生活は圧迫されます。ロシアの南下政策を含め、蝦夷地の実態調査のため、本書の主人公“最上徳内”を交えた調査団が派遣されます。徳内の目を通して、アイヌの人々の心・生活の実相、そしてついに反乱にいたる経緯を温かく描写した歴史文学です。
感想・レビュー
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