雪のサンタマリア

雪のサンタマリア

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897774602
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

「雪のサンタマリア」とは、西暦一六〇〇年代の初め頃、日本にキリスト教の布教をすすめた教派・イエズス会のセミナリヨの画学生によって描かれたと想像される絵の題名です。この絵は現存し、黒い紙で半分が覆いかくされているものの、なお、気品と優美さが備わっています。恐らく、かくれキリシタンの人々が信仰の証しとして大切に保存し、日夜、祈りをささげたものと思われます。この絵に心を動かされた作家・安中榮子が、絵を描いた画学生・大西孝輔を創作し、時代・社会・そうして人間関係を軸に展開する歴史ドラマです。歴史は、名もない人々の苦闘の記録でもあることが理解できる、すぐれた文学作品です。

著者等紹介

安中榮子[ヤスナカエイコ]
1934年千葉県佐倉市生まれ。福島県立川俣高校卒。聖徳大学短期大学部保育科卒。早稲田大学オープンカレッジ終了。日本児童文学者協会会員

本間ちひろ[ホンマチヒロ]
1978年神奈川県生まれ。東京在住。中学・高校時代を長崎で過ごす。東京学芸大学大学院教育学修士課程修了。『本間ちひろ詩画集いいねこだった』で日本児童文学者協会新人賞受賞。白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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