内容説明
本書は中国の有名な古典小説『聊斎志異』のなかの物語『労山道士』を改編したものである。物語の主人公は王七という名の男である。術を教えてもらおうと労山に行ったが、そこでの苦しみに耐えきれずにわずか二カ月で家に戻ってしまう。家に戻ると、師匠の言い付けもすっかり忘れ、ちょっとばかり教えてもらった壁抜けの術を村のみんなに見せびらかそうとする。ところが、方術はききめなく、壁に突撃して頭に大きなこぶをつくり、醜態を演じる。
本書は中国の有名な古典小説『聊斎志異』のなかの物語『労山道士』を改編したものである。物語の主人公は王七という名の男である。術を教えてもらおうと労山に行ったが、そこでの苦しみに耐えきれずにわずか二カ月で家に戻ってしまう。家に戻ると、師匠の言い付けもすっかり忘れ、ちょっとばかり教えてもらった壁抜けの術を村のみんなに見せびらかそうとする。ところが、方術はききめなく、壁に突撃して頭に大きなこぶをつくり、醜態を演じる。