出版社内容情報
8年ぶりの改訂!
生活習慣病診療に欠かせない「骨折リスク評価・骨の健康維持」のための最新ガイド
2011年の初版刊行以来、2型糖尿病をはじめとする生活習慣病に併存・続発する骨粗鬆症や、骨折リスク評価の重要性の周知に大きな役割を果たしてきた診療ガイド。2019年版では、その後集積したエビデンスを体系的に整理し、日常診療に役立つ最新の情報をまとめました。
生活習慣病診療や骨粗鬆症診療に携わる医師とメディカルスタッフ双方に参考となる必読の書です。
【改訂のポイント】
●初版で取り上げた生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧、メタボ、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、睡眠障害)に加え、肥満症、サルコペニア、フレイル、認知症を新規に追加
●生活習慣病骨折リスクの評価方法を章立てし、骨代謝関連マーカーや転倒リスク、ビタミンDの評価、FRAX、生活習慣病治療薬による骨折リスク、画像・骨評価方法を取り上げた
●生活習慣指導には栄養、運動に加え、嗜好品、薬剤管理を追加し、骨粗鬆症リエゾンサービスを新たに項立てするなど、メディカルスタッフにもより役立つ内容となった
目次
第1章 総論
1.生活習慣病による骨代謝への影響
2.生活習慣病による骨脆弱化機序
3.生活習慣と骨折リスクに関する疫学
4.生活習慣病における骨折リスクの遺伝的要因
5.骨と他臓器との関連性
第2章 骨折リスクに関連する生活習慣病
1.糖尿病
2.慢性腎臓病(CKD)
3.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
4.肥満症,メタボリックシンドローム
5.脂質異常症,高血圧症,動脈硬化症
6.睡眠障害(不眠症,OSAS)
7.サルコペニア・フレイル,認知症
第3章 生活習慣病の骨折リスクに対する評価方法
1.骨代謝関連マーカー
2.転倒
3.ビタミンD
4.FRAX
5.薬剤
6.画像・骨評価方法
第4章 生活習慣指導による骨折リスクへの介入
1.栄養指導
2.運動療法
3.嗜好品
4.薬剤管理
第5章 生活習慣病の骨折リスクに対する介入
1.薬物治療開始基準
2.薬物療法
3.骨粗鬆症リエゾンサービス
巻末図表