東ヒマラヤ探検史―ナムチャバルワの麓「幻の滝」をめざして (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784897722801
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0026

内容説明

チベット高原からアッサム平原に抜けるツアンポー大屈曲部は、命知らずの男たちを魅了し続けてきた探検の舞台でもあった。

目次

第1部 東ヒマラヤ探検史(地図をめぐる英仏の角逐―チベット測量の始まりとダンヴィルの地図;ツアンポーとブラーマプトラ―二つの川を地図上でつなげたレネル;ブラーマプトラ探検の始まり―初代インド総督ヘイスティングスの執念;ブラーマプトラ本流を探る―バールトン、ベッドフォード、ウィルコックス;アッサムからビルマへ抜ける―ウィルコックスの果敢な挑戦 ほか)
第2部 ヒマラヤを測る(崑崙の秘峰のとまどい―ウルグ・ムズタークの高度測定;ヒマラヤの三角測量―測量士ジョンソンの生涯)

著者等紹介

金子民雄[カネコタミオ]
1936年、東京生れ。日本大学商学部卒業後、中央アジア史と東南アジア史の研究・現地調査を続ける。哲学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nishioda

3
ヒマラヤ山脈挟んで西から東に流れる大河と、東から西へと流れる大河が同一のもので、ほ全てが明らかになるのに200年かかったなんて日本のスケールでは想像できない河だ。淡々とした探検史だが、これが角幡氏を動かしたかと思うと興味深い。チラっとだが、中国からインドに抜けるシルクロードの話も出てきて、高野氏の西南シルクロードのことか。2013年新版のためかあとがきに「空白の5マイル」やツァンポーのダム話も出てきて面白かった。2016/02/25

Yasutaka Nishimoto

3
アメリカのグランドキャニオンが足元にも及ばない深い渓谷がヒマラヤ東部にあって、その山脈をまわりこむように流れ、ベンガル湾に注ぎ込んでいるのがツァンポー川。一度、その流れ方をWikipediaででも見て欲しい。インド大陸が長い年月をかけて、ヒマラヤ山脈を形成した名残が見て取れ感動的である。そんなツァンポー川の未踏部分を走破した「空白の五マイル」を書いた角幡氏が、その人生を大きく決めたと記しているのが本書。探検史であるが、そこに登場する人物たちの冒険が想像され、また著者の気持ちがこもった文章がワクワクさせる。2016/02/22

福井 康

0
前人未到とは探検家の心をこれほどまでに揺さぶるものなのか、今は上空からは衛星からいくらでも調査できるが、人類(白人)で初めて見たと言う自負が彼らの行動の源だろう、、2025/05/15

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