内容説明
イスラムの伝統と西欧文明の間に揺れるアラブの若者たち、女性、性と結婚と信仰と―青年海外協力隊の一員としてチュニジアの地に赴いた著者が、人々の生活の内側からその生と死を語るとともに、発展途上国から医療のあり方を問う。
目次
第1部 チュニジアという国(チュニジアとの出会い;アラブと西欧の間;国内の諸問題;若者たち;人びとの暮し)
第2部 チュニジアから医療を考える(発展途上国の医療を考える;チュニジアの医療;ジェルバ地方病院;もう一人のチュニジア人―ユーヌスイ氏のこと;ジェルバから佐久へ―あとがきに代えて)
著者等紹介
本田徹[ホンダトオル]
1947年、愛知県生まれ。北海道大学医学部卒。1977年青年海外協力隊でチュニジア派遣の後、佐久総合病院で農村医療に従事。1983年、NGOシェア=国際保健協力市民の会の設立に参加。1988年から代表。1991~92年タイ国マヒドン大学アセアン保健開発研究所修士課程でプライマリ・ヘルス・ケアを学ぶ。シェアのカンボジア、タイ、東ティモールなどでのプロジェクト形成に関わる。現在、台東区の浅草病院やNPO山友会で地域保健医療活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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