内容説明
女だっとひとりで旅したい。23歳で旅に出て帰ってきたのは26歳。自転車に寝袋・テントを積んで、ざる・まな板・煮干し・かつぶし・洗濯ばさみも積み込んで、ゆったりたっぷり日本列島を楽しんだチャリンコ漫遊記。「どうしてそんなにかかったのか」って?それはまあ、いろいろありまして…。
目次
第1章 北の大地で冬を越す(めざせ北海道!;北海道は旅人天国;いざ知床へ;漁師町羅臼でイカ成金)
第2章 日本海岸を南下する(人情あふれる東北;梅雨の北陸道を行く;不治の病に倒れる;九州は南国の陽気)
第3章 南の島はパラダイス(サトウキビ畑の空の下;八重山諸島めぐり;ケラマ諸島;奄美大島、種子島、屋久島)
第4章 一路我が家へまっしぐら(駆け足の九州、山陽道;お遍路さんの道、四国;紀伊半島で病の床に臥す;ラストラン東海道)
著者等紹介
川西文[カワニシフミ]
1968年、神奈川県逗子市生まれ。大学卒業後、非常勤講師として県内の高校に一年間勤務。1992年、自転車日本一周の旅に出る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nobody
8
完全に、「チャリンコ日本一周」は「人との出会い、ふれ合い」のための手段と化している。加曽利が島に渡れば一周して日本一周の建前をきっちり果たしているのに対して、川西は例えば沖縄本島も奄美大島も一周していない。もちろん旅の目的は自由である。ただ、出会う多くの人が惜しみなく財貨をはたいてくれるのは「チャリンコ日本一周」という建前があるからである。それも川西の場合特筆すべきは「しかしやっぱり私は女で良かったと思う。女だからと随分得している気がする」という“若い”女性性の要素が加わる。長旅を分ける最も根本的要素は、2023/06/17
lefty58
0
図書館でふと思い立って借りて読んでみた。自転車での旅行記だが何とも羨ましい時間の使い方をしている。いいな~2015/02/09
花椿
0
★★★2021/03/07
光太郎
0
楽しい本でした2020/08/08