内容説明
現代短歌の流域を探る。現代の歌人の生と創作・意識・動向の考察花ざかりの歌壇の虚像と実像に迫る。
目次
『火』についての断章
虎落笛
余技考
茂吉と梁塵秘抄
命美し
激しき反措定
「芸」ということ
「ミイルノシュンウン」
失われた１通の手紙
現代詩の鑑賞についての１つの方法
「知的抒情」ということ
政治家と短詩型
続・「知的抒情」ということ
茂吉のうたについての小論
岡井隆の『辺境よりの註釈』によせて
ウロコは剥ぎ落とされたか
植民者のいたみ
「慰安婦」のことなど
私の選んだ１０首
或る出発
『水のほとり』の２首
不思議の妨げ
ゲニウスのみちびき〔ほか〕
