内容説明
米GEが世界最高のエクセレント・カンパニーに躍進したのも、人材の確保・育成に力を入れてきたからこそ。低成長下、女性の進出、高齢化、高学歴化など進展。こうした企業環境の変化の下、人事制度は公正処遇のためにも、成果主義が浸透。雇用の流動化の時代は、人と組織の生き方が問われる時代。ワーク&ライフがバランスし、活力ある組織をつくる人事制度が求められている。組織にあって人が能力を発揮し、企業が業績をのばす人事制度のあり方についてその最前線を解明する。
目次
第1章 高まる雇用不安とセーフティネット
第2章 雇用の流動化と多様な働き方
第3章 環境変化に応じる新たな人事制度
第4章 成果主義賃金システムへの傾斜
第5章 新しい企業年金制度と公的年金の改革
第6章 人材評価・育成とキャリア開発
第7章 アメリカ発のマネジメント手法
著者等紹介
笹島芳雄[ササジマヨシオ]
1943年東京生まれ。1967年東京都立大学卒業。1973年ブラウン大学大学院修了。1967~86年労働省(現厚生労働省)勤務。この間、1976年~77年経済企画庁(現内閣府)調査局出向。また、1980~83年にはOECD(経済協力開発機構)社会労働教育局へ出向。1986年明治学院大学経済学部助教授。現在、明治学院大学経済学部教授、厚生労働省「これからの賃金制度のあり方研究会」座長、中央労働委員会関東地方調整委員会委員長
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