内容説明
労働基準法第12条に定める平均賃金は、労働者の通常の生活賃金をありのままに算定することを基本原理として、労働基準法上の災害補償、解雇予告手当、休業手当、年次有給休暇の賃金等の算定の尺度として、また労災保険の給付基礎日額やじん肺法上の転換手当の計算にも広く用いられている。本書は、これらの行政解釈を関係条文及び算定事由ごとに整理して実務担当者の利用の便を図ったものである。
目次
第1部 平均賃金の解説(平均賃金の概要;常用労働者に関する原則的な算定方法;常用労働者に関する特例;日雇労働者の平均賃金)
第2部 平均賃金算定の実際