内容説明
令和6年5月、育児・介護に関する労働者の個別の事情に対応し、男女ともに仕事と育児・介護を両立できるようにするために、育児・介護休業法および次世代法が改正されました。その後も育児に関連する法として、雇用保険法等が改正されています。本書では、冒頭で育児・介護休業法および次世代法がそもそもどのような法律なのかを説明し、そのうえで改正法の要点を、各事項に分け簡潔にわかりやすく解説しています。また改正のポイントをまとめた資料や、改正に至る経緯を理解するのに役立つ審議会の建議も巻末に掲載しています。育児・介護休業法等の改正の要点を掴みたい方に、まず読んでいただきたい一冊です。改正法の主要事項・3歳~小学校就学前の子の養育措置の拡充・残業免除の対象となる労働者の範囲の拡大・子の看護休暇の見直し・仕事と育児の両立に関する個別の意向聴取・配慮等・介護に直面した旨を申し出た労働者に対する個別の周知・意向確認・育児、介護におけるテレワークの活用推進・子の養育を支援する給付金の新設
目次
第1章 改正育児・介護休業法及び次世代法等の成立(育児・介護休業法及び次世代法の概要;令和6年(2024年)改正の概要)
第2章 改正法の具体的な内容(育児・介護休業法;次世代法;その他育児に関連する法改正(雇用保険法等))
資料(厚生労働省「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び次世代育成支援対策推進法の一部を改正する法律の概要」;厚生労働省「育児・介護休業法、次世代育成支援対策推進法改正ポイントのご案内」;労働政策審議会建議「仕事と育児・介護の両立支援対策の充実について