内容説明
墜落等の災害は「高所で人間行動により生じる現象です」。著者は、長年あらゆる産業の安全指導に従事し、多数の安全関連の著作があり、本書では「イラストと文章をリンク」させた大変わかりやすく、理解しやすい高所作業に関わる「べからず・するべし」を83事例取り上げています。本書の83事例は「高所作業の知恵・知力を働かす力」として、「高所作業の災害予防」に必ず役立つ内容となっています。尚、今回の改訂第2版では、統計上の数値の更新はもちろん、リスクアセスメントとフルハーネス等についても新たに加筆しています。
目次
第1章 高所作業の共通知識
第2章 はしご・踏台・作業台・脚立
第3章 足場・水平親綱
第4章 受水槽(タンク)・開口部・安全帯
著者等紹介
中野洋一[ナカノヨウイチ]
1965年4月、準大手ゼネコンに入社し、1992年まで同社で全国各地の大型土木工事の現場に勤務。その後、本店・支店の安全環境部に勤務しながら、社外協力として建設業界の各種の委員を歴任。この間に労働安全コンサルタントを取得。1999年5月~2012年6月は、中災防の安全管理士として勤務し、全国多業種の事業所の安全診断、安全指導、安全講話、安全教育等を行いながら、複数の図書の執筆、監修指導を行いました。2012年7月に安全コンサルタントとして独立、複数社の図書の執筆・監修指導・連載を行い、中災防在職中と同様の安全指導などを行っています。2016年10月に「緑十字賞(中災防)」を受賞。2011年4月から2回/月・2020.4.1から1回/月、労働新聞社の安全スタッフに「イラストで学ぶリスクアセスメント(以下、「RA」という)」を連載中2016年11月に「製造現場等におけるイラストで学ぶRA〔第1集〕を出版。執筆・連載のエネルギーは「読者の声に支えられての情熱(passion)」で、「社会的な使命(mission)・天命(fate)」と考えています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。