内容説明
安全帯は墜落制止用器具と呼び改められ、原則フルハーネスとする改正労働安全衛生規則が施行されました。これに伴い、安全担当者は現場の状況に応じた準備をし、作業員に必要な指示を行わなければなりません。本書は厚労省が示したガイドラインや使用上の問題についてQ&A形式で解説、安全日誌などへの記録化の重要性にも言及しています。フルハーネスの有効性・危険性の理解と、墜落災害防止のための一冊です。
目次
第1章 フルハーネスの義務化に対応する新しい現場管理(第1 墜落制止用器具に関する改正法令等;第2 フルハーネスの義務化に対応する安全担当者の対応;第3 安全担当者がなすべきこと;第4 安全指示の記録化)
第2章 墜落制止用器具の知識(第1 墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン;第2 墜落制止用器具を適切に使用するための4つの課題;第3 墜落制止用器具および関連設備;第4 墜落制止用器具等;第5 その他の用語)
第3章 個別的な問題および使用方法に関するQ&A(第1 カラビナの使用上の問題点;第2 外国製の墜落制止用器具等の使用上の問題点;第3 安全ブロックの使用上の問題点;第4 フルハーネスにおける二丁掛けの方法;第5 宙づり状態での自己救助(延命措置))
第4章 その他の質問