内容説明
危険性を身近に感じとるためには、「危険体感教育訓練」の実施が有効とされています。ただ、外部の施設を利用するとなると、作業員の移動にかかる時間や費用、日程調整などの問題があります。そこで本書では、建設現場にある資材・機材や建設機械を用いて実施できる危険体感教育訓練を写真やイラストを用いてわかりやすく22事例紹介しました。建設現場作業員の危険感受性の向上を目的とした教育訓練にご活用ください。
目次
墜落転落(1 安全帯ぶら下がり体感(ベルト式・ハーネス型の違い)
2 安全帯の種類による衝撃の違い
3 小幅ネットの実際の伸びや有効性
4 親綱設置高さの体感
5 平衡感覚の体感
6 スレート踏み抜き
7 海中転落時の膨張式救命胴衣の作動
8 脚立の安定性体感
9 梯子の安定性体感
10 ローリンダタワーの安定性体感)
はさまれ・巻き込まれ(11 建設機械等の死角;12 係留ロープのはさまれ;13 玉掛けワイヤ・H鋼等によるはさまれ衝撃)
激突され(14 バックホウの旋回による人との接触;15 バックホウのクレーンモード・通常モードの旋回速度の違い;16 ワイヤロープ内角に入った際の跳ね飛ばされ)
(機械による)はさまれ・巻き込まれ(17 ユニック旋回方向による安定度変動の体感)
飛来落下(18 玉掛けワイヤの切断体感)
火災(19 引火の危険性および消火器での消火)
保護具の性能確認(20 安全靴の有効性能;21 安全靴の踏み抜き、かかと部・先芯への衝撃体感;22 保護帽の重要性の確認)