内容説明
「負けに不思議の負けなし」をコンセプトに、企業が負けた22の裁判例を弁護士が事実関係等を詳細に分析、社労士が敗因をフォローするための労務管理のポイントを分かりやすく解説しています。使用者は労務トラブル発生時にどう対応すべきか、労働者の請求に負けないためには事前に何をしておくべきかが理解できる一冊です。
目次
労働契約の成立・内容・変更(1.採用時の情報収集(B金融公庫(B型肝炎ウイルス感染検査)事件)
2.就業規則の周知義務と有効性(中部カラー事件)
3.就業規則の不利益変更(みちのく銀行事件)
4.配転命令(NTT東日本(北海道・配転)事件)
5.降格(アーク証券(本訴)事件)
6.競業避止義務違反(東京リーガルマインド事件))
労働時間・割増賃金(7.労働時間性(三菱重工業長崎造船所事件)
8.無許可残業と残業時間の証拠(ゴムノイナキ事件)
9.管理監督者(日本マクドナルド事件)
10.固定残業手当(ザ・ウインザー・ホテルズインターナショナル事件))
安全配慮義務(11.セクハラ(福岡セクシャルハラスメント事件)
12.パワハラ(日本ファンド(パワハラ)事件)
13.過労自殺と会社の損害賠償責任(電通事件))
懲戒処分(14.私生活上の非違行為を理由とする解雇(熊本県教委(教員・懲戒免職処分)事件)
15.長期間経過後の懲戒処分(ネスレ日本事件)
16.処分理由の追加(山口観光事件))
労働契約の終了(17.勤怠不良社員の解雇(高知放送事件)
18.能力不足社員の解雇(セガ・エンタープライゼス事件)
19.休職期間の満了による退職(東海旅客鉄道事件)
20.整理解雇(山田紡績事件)
21.雇止め(東芝柳町事件)
22.退職勧奨(下関商業高校事件))
感想・レビュー
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こんぶ
Tsuyoshi Osaka