内容説明
坂上田村麻呂は一二〇〇年の時を経て、ふわふわと空を飛び、ふるさとの郡山田村の里に降り立った。「これからは子ども時代を過ごしたこの田村の地で、戦さのない世の中を見守っていたい」それが、征夷大将軍として、支配を拒む東北蝦夷のアテルイと長く戦った田村麻呂の気持ちだった…。清水寺を造った大本願の心、観音さまの心。
著者等紹介
一色悦子[イッシキエツコ]
福島県郡山市出身。福島県立安積女子高校卒業。京都女子大学短大部文学科卒業。「受験連盟」で毎日児童小説賞受賞。日本児童文学者協会理事
岩谷徹[イワヤトオル]
1936年福島県郡山市生れ、東京水産大学卒(現東京海洋大学)後独学で絵画、銅版画を学ぶ、1971年から34年間パリで制作生活を送る。帰国して郡山市で制作を続け現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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