内容説明
森鴎外「山椒大夫」と福島県、夏目漱石『明暗』と相馬、幸田露伴と二本松、泉鏡花「龍膽と撫子」と飯坂温泉、宮沢賢治と福島県―他。福島の美しい風土に魅せられた文豪たちの名作へ、新たな光を当てる。
目次
第1部 福島と文豪たち(森鴎外と福島―「山椒大夫」を中心として;夏目漱石『明暗』の小林医師―相馬市出身佐藤恒祐との関連;幸田露伴―ペンネームの由来と福島;泉鏡花と福島―「龍膽と撫子」を中心として ほか)
第2部 福島出身作家たちの活躍(水野仙子―野に佇む孤愁;美しき身をたましひを投ぐ―水野仙子と若杉鳥子;斎藤利雄の文学―福島市飯野町出身の民衆作家;H氏賞事件と北川多紀)
著者等紹介
菅野俊之[カンノトシユキ]
1947年生まれ。フリーライター。自宅のポチ文庫資料を使って執筆活動に当たっている。元福島県立図書館司書。現在は福島学院大学非常勤講師として文学演習を担当。宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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