内容説明
むかしむかし、あるところに林がありました…時空をこえて、語りだす。しみじみとこころにしみるものがたり。オーストラリアの、今もっともあたらしい、話題の絵本作家がつむぎだす。森のおはなし…。
著者等紹介
マーティン,マーク[マーティン,マーク] [Martin,Marc]
グラフィック・デザイナー。イラストレーター。絵本作家。“Monocle magazine”、“Wired magazine”、“The Financial Review”、“Capital magazine”などのメディア、オーストラリアの動画センター、各種イベントなどを舞台に制作活動をつづける。環境・自然・動物などを主題とする作品づくりで知られ、2012年に刊行した“A forest”で絵本創作デビューし、オーストラリアの児童書新人イラストレーターに授与される2013年クライトン賞を受賞している
おびただす[オビタダス]
飫肥糺。1945年、中国大連に生まれ宮崎県日南市に育つ。早稲田大学卒業。記者活動ののち、歴史・文学・児童書の企画編集に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
38
こういう社会派の絵本はあまり好みではない。が、絵がかわいい。一つ一つの木を植物を確かめたくなる。2017/09/06
anne@灯れ松明の火
20
隣市新着棚で。タイトルから、環境テーマかな~? 環境フェアで使えるかな~とも思って、手に取った。絵はデザイン的で、オシャレ。お話はシンプルな印象。2017/09/06
きいみ
19
絵の具とカラーペンで描いたいろんな形の木が可愛い。環境問題がテーマなのかな。大きな文字がガツンと目に入るけど、絵だけでも充分楽しめそう。2021/06/08
魚京童!
18
まー破壊するよね。やれるだけやる。どこまでも。それが人間だと思うし、それでダメならしょうがない。やれるところまでやって自滅すればいいと思う。そろそろ地球は汚くなったから別の星へ移住しないとね。もたないよ。手始めに火星を抑えて、太陽系外へ侵出を図る。どこかでもっと強い売獣人にやられるまではどこまで世界を拡げて行けばいいと思う。しょせん森に留まってなんていられなかっただけさ。2019/04/21
ツキノ
12
同じ著者の『夢の川』を読んでこのデビュー作も読んでみたら惚れた!テイストは全くちがう。デザイン的な中表紙、建設中のビル、汚れた空気の描き方が秀逸。かたや森の絵は素朴。レターセットかテキスタイルデザインにしたいくらい素敵。最初はうまく森の木とつきあってきた人間が、欲を出し、森を都市につくりかえる。暴風、大雨、そして洪水、残った1お本の木からまた森になる。寓話的に書かれているけれど、まさに現実となっている怖ろしさ。この作品でオーストラリアの児童書新人イラストレーターに送られるクライトン賞を受賞(2013年)。2017/08/27