内容説明
都市の下には、人びとの生活を助けるたくさんのしくみがつくられています。何本もの電線のはいったパイプや、きれいな水をはこぶばかりでなく、よごれた水もはこぶ水道管、さらに、蒸気をはこぶパイプが都市の下には、うめられています。また、地下にあるトンネルでは、自動車が高速道路を走り、みなさんをあちらこちらに連れて行ってくれる地下鉄電車も走ります。地上の都会とおなじように、その下の世界もいそがしく動いているのです。このような都市の下のシステムは、すべて、きちんと工事計画を立ててつくられています。さあ、いっしょに、都市の下をのぞいてみましょう。
著者等紹介
ポーター,エスター[ポーター,エスター] [Porter,Esther]
アメリカのノース・ダコダ州で生まれる。ミネソタ州立大学ツインシティ校卒業。科学ライターとして多くの児童向け科学図鑑などに執筆をつづける。また、“Revilver”誌の創刊編集者である
ロザノ,アンドレス[ロザノ,アンドレス] [Lozano,Andr´es]
イラストレーター。自然物・建築等イラストからコミック、アニメーションまで手がける。スペイン・マドリード在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
21
地球の内核までは掘り下げませんが、都市の地価がどうなっているかについて詳しく描かれていて面白いです。地盤が固いマンハッタンの高層ビル。基礎はこんなものなのかあ。これ、東京はもっとなのかな。有名なニューヨークの下水道にワニがいた話が紹介されていて、その後見たという話は全て都市伝説らしいと知り少しがっかり。2020/06/19
遠い日
7
「図鑑絵本:その下はどうなっているの?」シリーズ。目では見られない「下」に注目。大都市の下にはいったい何があって、どうなっているのか。都市の機能を支える大切なものが、複雑な仕組みで幾層にもわたって作られていたり、埋められていたり。本を縦に開いて地中の深さを出し、地下の浅いところ、深いところを描き分ける。わたしたちの暮らしを支える仕組みがよーくわかる。2017/08/04
shk
5
4才0ヶ月。トイレを流したらどこいくの?という半年前くらいの疑問から始まり、息子は地下にちょっとした興味を持っている。水、電気、ガス、地下鉄、道路など、種類別にシンプルな絵で見せてくれる。外国の絵本なので日本と少し事情は違うが、こんなに色々通ってるんだねとざっくり思ってくれたのでは。2021/09/19
TAGO
1
普段生活をしていて見ることのない 地下の世界を覗いてみれば 人間の生活を支える あれやこれやが埋まっていた。 そして地下には古代からの贈り物が眠っている。 そりゃ掘りたくなりますよね。 地下とか裏側って謎めいていて 覗きたい。知りたい。 なんと魅力的なんだろう。 2020/01/12
多読多量連投が日課だった
1
見る方向が普通と違う絵本、2017/08/05