内容説明
世界の大きな建造物は、それぞれが長い年月をかけて、多くの設計者や技術者、工事現場の人たちの手によって、つくりあげられます。そのたぐいまれなる土木技術をつかって難題を乗り越え、建造物を完成させるのです。本書では、著者デビッド・マコーレイが、世界に名高い巨大な建造物‐橋、トンネル、ダム、ドーム、超高層ビル‐の建設について、計画や設計の段階でどのような大きな問題があって、それをどうやって解決して完成させたのか、文とイラストでわかりやすく紹介しています。見開きで次々と展開する豊富なイラストが、わたしたちの想像力をかきたてて、当時の建設現場へといざなってくれます。
目次
橋(ファブリチオ橋;アイアンブリッジ ほか)
トンネル(古代につくられた2本のトンネル;フーサックトンネル ほか)
ダム(イタダム;フーヴァーダム ほか)
ドーム(パンテオン;アヤソフィア ほか)
超高層ビル(リライアンスビル;ウールワースビル ほか)
著者等紹介
マコーレイ,デビッド[マコーレイ,デビッド] [Macaulay,David]
1946年、英国ランカシャーに生まれる。1957年アメリカ・ニュージャージー州ブルームフィールドに移住。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインに学び、のちに同校の教壇に立つ。絵本作家としても高名でコルデコット賞受賞のほか、アメリカ建築家協会賞など数々の受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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巨大な建造物(橋やトンネル、ダムやドーム、超高層ビル)がどのように作られてきたか、古代ローマから近現代までの、その時々の工法が紹介されており、子供が読めば、わあーすごーい!となるだろうし、大型重機がない時代の工夫にも唸るものがある(ラフ画のようなイラストが非常にイメージしやすい)が、でも残念ながら、それぞれの工法の特徴を伝えることにとどまっていて、なぜ、その工法が生まれたのか?その工法が確立されるまでの過程とか苦労まで踏み込んでいないところが物足りない。たぶん本書は時代を越えて、世界各地の巨大建造物を⇒2025/08/14
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