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内容説明
世界の果てには、学校へいきたいとねがい、教育を受けることで未来を切りひらきたいと希望をいだく無数の少年少女がいる。愛馬で山をかけおりること2時間半、ようやく村の学校にたどりついたエルボル少年。帰りは上りで3時間をかける。けわしく危険な山道を来る日も来る日も通学する少年のたくましさ。映画“Sur le chemin de l’´ecole”の成功を受けて作られたテレビ向け連続ドキュメンタリー番組「LES CHEMINS DE L’´ECOLE」をもとに編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
lovemys
4
片道3時間の通学! 雪の中を馬で! こうやって学校に通わなくてはいけない地域もあるんだな。学校で、メチャクチャいい笑顔のエルボル君に、思わずこちらも笑顔になる。そうやって学んだ事は、きっとしっかりと身につくはず。気をつけて通ってね。2021/01/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
3
文庫連紹介本 シリーズ2023/04/25
ぽけっとももんが
3
フランスのドキュメンタリー「世界の果ての通学路」を編集した「キルギス編」。馬で3時間、まさに大冒険のエルボルの通学路。雪が深く車は通れない。森には狼もいる。凍った湖の上をわたり、山を越えて中学校に通う。中学校の近くには祖母宅があり、姉はそこに寄宿している。馬はそこに繋ぎ、エルボルは登校のため顔を洗ってぱりっとした制服に着替えるのだ。真っ白いカッターシャツに鮮やかな青のネクタイ、ジャケット。学ぶということに対する敬意が伝わる。以前NHKでやっていた「地球に暮らす子どもたち」という番組を思い出した。2017/01/14
kokotwin
0
片道3時間の通学。しかも馬を使って、雪山を。もしかたら、狼に出くわすかもしれないし、また、雪の中で動けなくなてしまうかもしれないし、馬が前に進めなくなっちゃうかもしれないし。それでも、学校に行きたいと思うエルボル。町に住むおばあちゃんのところではなくて、お父さんとお母さんと一緒に山の中に住み続けながら学校へ。すごいなぁ。2017/10/14