内容説明
ダチョウが初めて口を開いて言ったことは…?旅行者が沙漠にふみまよった。旅行者は一羽のダチョウをつれていた。ダチョウはよく彼になれていた。どこまでもどこまでもついていった。旅行者は食べものをダチョウと分けあって食べた。眠くなるとダチョウの羽毛にくるまって眠った。旅行者とダチョウは何日も歩き続けた。食料がだんだん残り少なくなってきた。旅行者は食べものをダチョウに与えるのをやめた。ダチョウは自分からねだることはなかった。町はまだまだ見えない。ふたりの旅は果てしなく続いていく…
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪生まれ。同志社大学卒。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年『ヨッパ谷への降下』で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞を受賞。97年、フランスのシュバリエ章・パゾリーニ賞受賞。2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。02年、紫綬褒章受章。10年、菊池寛賞受賞
福井江太郎[フクイコウタロウ]
1969年生まれ。多摩美術大学大学院修了。2003年文化庁買上優秀美術作品に駝鳥の大作「阿・I」選出。06年、13年紺綬褒章受章。文化庁、横浜美術館他、作品収蔵。現在の日本画壇で、国際的に評価され、活躍している若手画家の第一人者。駝鳥を根幹のテーマとしている。海外も含め、さまざまの企画展、全国巡回の個展を数多く展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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