内容説明
男がお茶なんて恥ずかしい。すごくお金がかかるんじゃないか。ブルジョワっぽい。決まりごとだらけで息苦しい。そう思っていた著者がお茶の稽古に通い出し、ついには京都に茶室をもつに至る。「茶の湯」を男性目線で綴った書き下ろしエッセイ。
目次
1 茶室は道具だ
2 茶の湯にようこそ
3 はじめての茶室づくり
4 床の間と掛け軸
5 茶室のなかの身体
6 茶の湯の舌と鼻と耳
7 茶室には着物が似合う
8 茶道具の天国と地獄
9 エピローグ―茶室づくりは終わらない
ぼくの好きな茶室と茶店ベスト10茶室編/茶店編
著者等紹介
永江朗[ナガエアキラ]
1958年、北海道旭川市に生まれる。西武百貨店系洋書店アールヴィヴァン勤務後、雑誌『宝島』『別冊宝島』などの編集・ライターを経て、1993年頃よりフリーの著述家となる。取り上げる題材は、「哲学からアダルトビデオ」まで広範囲にわたる。処女出版『菊地君の本屋』以降、書店を紹介する本も数多く手掛ける。さらに財団法人出版文化産業振興財団で読書アドバイザー講座の監修および専任講師を務める等、出版文化産業振興にも関わる。読書術やインタビュー術に関する著作が多く、また、書評などの評論活動にも力を尽くす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
13
考えてみれば、一番贅沢な習い事かもしれない。お道具、書、花、衣装、料理、茶室。家屋ですから、究極ですね。(笑)凝れば凝るほど、天井がない恐ろしさ。そして、詫びの精神からはどんどん離れるという矛盾。(笑)私の分(ぶん)で楽しめればよいですね。 2015/03/18
橘
6
茶の湯に出会った普通(?)の男性が、茶室を得て様々な気づきを知る。作法も道具も、人それぞれ。難しく考えても良いし、そうしなくても構わない。入門書とは少し違う、茶の湯と茶室にまつわるアドバイス&エッセイ集。2019/06/21
西夏
1
社会人になって、疲れ果てて家に帰る。 こんな時、茶室があったら、ひと息いれて癒されるだろうに。そんなことをふと考えるようになりました。 どんな茶室がいいだろうか、と妄想することもあるけど、意外と茶室を建てる本は少ない。 茶室は何か、何があれば茶室と言えるのか?著者の考えを面白く読むことができた。2019/04/22
ぽわぽわ
0
茶道は深くて、楽しい!2016/08/08
インテリ金ちゃん
0
「道」が付くと創始者の意図からどんどん離れていくのか。胡坐でもよいお茶なら味わってみたい。2015/08/10
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