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出版社内容情報
アール・デコの時代を代表するイラストレーター=ジョルジュ・バルビエの魅力を、フランス文学者・鹿島茂がテーマごとに紹介・解説する画集。鹿島氏所蔵の挿絵図版約200点を掲載。
目次
1 エレガンスを求めて(ロシア・バレエ;ギリシャ趣味;モード ほか)
2 バルビエ・コレクション(ジュルナル・デ・ダム・エ・デ・モード;ガゼット・デュ・ボン・トン 芸術、モード、および流行;ヴァーツラフ・ニジンスキーのダンスを描いたジョルジュ・バルビエのデッサン ほか)
3 バルビエの生涯と年譜(ジョルジュ・バルビエの生涯;ジョルジュ・バルビエ年譜;著者略歴)
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
作家・フランス文学者。1949年横浜市生まれ。東京大学大学院修了。現在、共立女子大学文芸学部教授。19世紀のフランス社会・文学を専門としながら、多領域にわたる執筆活動を行う。古書のコレクターとしても知られ、多くの稀覯本を所持する。本書も自身のコレクションから生まれた一冊。『馬車が買いたい!19世紀パリ・イマジネール』(白水社・サントリー学芸賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社・講談社エッセイ賞)、『愛書狂』(角川春樹事務所・ゲスナー賞)、『職業別パリ風俗』(白水社・読売文学賞評論・伝記賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
35
とにかく綺麗。正方形の判型もいい。鹿島先生の解説も充実。2018/02/04
gtn
23
モードとイラストレーションの世界は1910年から1930年までがピークであり、以降はその焼き直しに過ぎないと言い切り、そのピーク時の最高峰がバルビエであると入れ揚げる著者。確かに、その画風は古びておらず、特に洗練された女性の裸体画に目を見張る。 2020/08/15
YO)))
8
スポーツを嗜む婦人の画について「スポーツをしている人の動きや躍動感が表現されておらず,道具が描かれていなければそれと分からないほどである.だがそんなことはどうでもよい.スポーツを描ける画家はいくらでもいるが,モードとエレガンスの極地を描けるのはバルビエをおいて他にいないのだから.」というような意味のことを鹿島氏が述べておられ,激しく同意した次第.2016/05/31
ビスケ
4
バルビエの名を知ったのは、ある雑誌に載っていた安野モヨコと鹿島茂の対談がきっかけ。『オチビサン』と同じ、ポショワールの手法を使って描かれたというバルビエの絵にときめき、すぐにこの画集を手に入れた。バルビエを「20世紀最高のイラストレーター」と言い切る鹿島茂の解説に、深い愛を感じる。2011/11/14
あらたま
1
ポストカードとかで目にした気がして初バルビエ。「現代のエレガンス」でした。ビリティスの歌…ほう。2014/01/18