出版社内容情報
立体構成では制作をする場合に「重力」がかかわってくる。そこから「構造」の問題が起きる。さらに「素材」は非常に大切であり、大きな影響を及ぼす。点・線・面・立体⋯というように次元で分類した形の要素においても、平面上で行う場合にはなかった問題が生じる。「空間」においても二次元と三次元のスペースとでは全く異なる。このような事柄と形とのかかわり方を追究。形の視覚的効果「コンポジション」と構造や機能から考える「コンストラクション」に分け、「要素」「素材」「力と構造」「形の平面化・立体化」「ジョインティング」「運動と錯視」について解説。
■基礎造形としての立体構成/点/線/面/立体/空間/木/金属/紙/プラスチック/セラミック/光/新素材/構造と力/突っ張りと引っ張り/立体化⇔平面化/点接合/布とひも/メカニズムの基礎/自然の力で動く造形/人工の力で動く造形/立体錯視/視角指定立体/立体の分割/集合による構成/積層と漸変
目次
1章 立体構成の意義と目的
2章 コンポジション
3章 コンストラクション
4章 運動と錯視
5章 技法の開拓