内容説明
“自己完結社会”―それは情報技術、ロボット/人工知能技術、生命操作技術とともに肥大し続ける“社会的装置”に人々が深く依存し、生身の他者と関わっていく必然性、生身の身体とともに生きる必然性が失われていく社会のことである。
目次
第1部 時代と人間への問い―“自己完結社会”へのまなざし(「理念なき時代」における“時代性”;人間学の“亡霊”と“自立した個人”のイデオロギー)
第2部 「人間的“環境”」の分析と人類史における連続性/非連続性(人間存在と“環境”;人類史的観点における「人間的“環境”」の構造転換)
第3部 「人間的“生”」の分析と“社会的装置”(「人間的“生”」の分析と「“生”の三契機」;“生”を変容させる“社会的装置”とは何か)
第4部 「人間的“関係性”」の分析と“共同”の条件(“関係性”の人間学;“共同”の条件とその人間学的基盤)
著者等紹介
上柿崇英[ウエガキタカヒデ]
1980年生まれ。大阪府立大学准教授。環境哲学・人間学研究所所長。専門は、環境哲学/現代人間学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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