“農”と共生の思想―“農”の復権の哲学的探求

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897322292
  • NDC分類 610.1
  • Cコード C3030

目次

総論 “農”と共生の思想が照射する近代文明の転機―“農”の人類史的意義と持続可能な社会
第1部 “農”と社会(協働労働による協同組合運動と日本農業の未来;日本の近代化と“農”の思想―共生持続社会へ向けて;環境保全型福祉国家と“農”の基礎経験―グルントヴィ哲学の射程 ほか)
第2部 “農”と人間(当事者主権活動としての農業;「人間の自然さ」と“農”―近代が喪失せり農業労働の意味;「人間形成の危機」における“農”的自然体験の意義―“教育における経験”概念の理論的検討から ほか)
日本社会における“農”の復権の根本的意義と緊急性―現代の“人間の危機”克服と共同性回復の視点から

著者等紹介

尾関周二[オゼキシュウジ]
東京農工大学大学院農学研究院教授

亀山純生[カメヤマスミオ]
東京農工大学大学院農学研究院教授

武田一博[タケダカズヒロ]
沖縄国際大学法学部教授

穴見愼一[アナミシンイチ]
東京農工大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

3
梶井功先生が、TPP論で農業を1.5%産業と小馬鹿にした、と批判。本書は彼らこそ読むべきだと反論(ⅳ頁)。同感。文化としての農業という視座も貴重(6頁)。個人が労働力商品化を通じて価値形態を帯びるために生きづらいという説明(15頁)。マル経の論理。P.バーグの生命地域主義(24頁)は1980年代だったと思う。共生的公共圏(25頁)。共生型共同社会(27頁)。格差社会変革の試み。江渡狄嶺と石川三四郎(58頁~)。狄嶺はトルストイを批判。石川は土民生活=民主主義(59頁)。地球市民社会(267頁)。温故知新。2013/04/28

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