目次
第1章 わが国独自の展開をとげる滞在型市民農園(滞在型市民農園までの経緯;滞在型市民農園の概要 ほか)
第2章 滞在型市民農園の多様な試み(滞在型;準滞在型 ほか)
第3章 農村側が主導権を握る滞在型市民農園の確立(今、なぜ滞在型市民農園なのか;滞在型市民農園の模索 ほか)
第4章 豊かな都市農村交流に向けて(豊かな滞在型市民農園の提供のために;豊かな滞在型市民農園の利用のために)
著者等紹介
東正則[アズママサノリ]
工学院大学工学部建築学科教授。農学博士(東京大学)。工学修士(工学院大学)。法学士(中央大学)。一級建築士。宅地建物取引主任者。1943年北海道生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
5
38頁~四賀地区や奈川地区のKGが紹介、分析されている。坊主山のは、典型的な中山間地域で、桑畑の荒廃地を再生する方向を打ち出してKGとなる。雇用確保と都市民との交流が原点。月に3泊以上、住民との交流、食材の安全性志向が利用の条件。奈川もまたさらに山深い中山間地域で、乗鞍岳を望む雛壇型農地が魅力で、高原のアメニティを享受できる場。大町市美麻や小川村、長野市大岡地区など、長野県にも各地にKGが点在しているのは心強い。評者も移住してみたいぐらい。内発的KGが理想。住民や農家に多くを学ぶ謙虚な姿勢が前提となる。2013/05/17
あおい
0
都市農村交流の手段として唯一といっていいほど活発なものが「滞在型市民農園」である。様々な実例を挙げつつ、将来の展望を示している。多額の税金を投入してまで滞在型市民農園を設置した意味について、利用者に問いかけた部分は強く印象に残った。2013/01/15