江戸の色道指南書の系譜―凄絶なる性愛文化を探る

江戸の色道指南書の系譜―凄絶なる性愛文化を探る

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784897160214
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0039

内容説明

幻の江戸のエロスが甦る江戸の性愛奥義書。快楽としての性愛を、色道二道という観点から文化として定着させた先人たちの軌跡を辿った前人未到の書。

目次

壱の巻 体位の研鑚に励んだ中世の『黄素妙論』
貮の巻 三玉の存在を指摘した『房内経戯草〔業平戯草〕』
参の巻 〓の優劣を説いた『好色訓蒙図彙』
肆の巻 女色の多様性を探査した『好色旅枕』
伍の巻 好色の悦楽性を解説した『風流御長枕』
陸の巻 閨の愉楽を繙いた『婚礼秘事袋』
漆の巻 古今伝授の女色を述べた『新撰古今枕大全』
捌の巻 庶民に交合の極みを説いた『艶道日夜女宝記』
玖の巻 閨房の快楽を手ほどきした『百人一出拭紙箱』
拾の巻 世界に冠たる色道の奥義を著した『閨中紀聞 枕文庫』
拾壱の巻 色道を自己の実践から説いた『色道禁秘抄』
拾貮の巻 実践と理論を網羅した幕末の『男女狂訓 華のあり香』
拾参の巻 愛液の神秘に焦点を当てた『しめしこと雨夜の竹かり』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わす

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同一人物だという渡辺信一郎『性の閨房術』と比較して、指南書ごとに解説しているので時系列や違いがわかりやすい。Gスポットらしき箇所を刺激せよとの記述がよく見られるが、この部位が世間的に発見されたのが戦後であることを考えると、日本は性を楽しむことに寛容な雰囲気があったんだろう。それにしても春画では巨根ばかり描いておきながら、巨根を良しとする指南書はひとつもない。むしろ、大きすぎるまらは女を傷つけるという理由で悪いほうにカテゴライズされていた。2024/03/08

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