出版社内容情報
◎辞書学と後期近代英語の研究に必備の書
Johnsonの辞典以降、OED(The Oxford English Dictionary: 1884-1928)が刊行されはじめるまでに、多くの言語学者たちが試行錯誤を重ね、新たな英語辞典を生み出した。今回は、19世紀を中心としたイギリス・アメリカの英語辞書史の中で、きわめて重要で入手も困難、かつ、英語辞書史上顕著な特色を持った辞書を復刻集成。本資料により、18世紀から19世紀にかけての英文学・英語学の資料の空白が埋められ、新たな、言葉の意味を通しての英文学・英語学研究の広がりに貢献することができればと期待するものです。
●第4巻●A Compendious Dictionary of the English Language(1806・436頁)
Noah Webster著 当初はイギリスの英語辞書に批判的であった、アメリカ人Noah Websterによる、いわゆる「ウェブスター辞典」の最初の習作。語義説明は簡単であるが、米語特有の単語や語義を採録しており、序文の中で、保守と革新の極端を排して、中庸の道を取るべきであると主張している。
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