目次
創作―小説・児童文学
ある馬の話(広津/和郎)
美食倶楽部(谷崎/潤一郎)
飢(小川/未明)
征服被征服(岩野/泡鳴)
紫障子・続紫障子(泉/鏡花)
どうして魚の口から一枚の金が出たか!?といふ神聖な噺(佐藤/春夫)
憐れな男(滋賀/直哉)
一人角力(園池/公致)
抒情詩時代(室生/犀星)
地上(抄)(島田/清次郎)
イボタの虫(中戸川/吉二)
馬糞石(葛西/善蔵)
小説「灰色の檻」(菊池/寛)
強気弱気(里見/〓)
霰の音(加能/作次郎)
ある職工の手記(宮地/嘉六)
長い恋仲(宇野/浩二)
帰れる父(水守/亀之助)
馬を洗ふ(内藤/辰雄)
世界同盟(江口/千代)
村に帰るこゝろ(坪田/譲)
笛(小島/政二郎)
金の輪(小川/未明)
評論―評論・随筆・記録(獄中記(大杉栄)
季感象徴論(大須賀乙字)
謂ゆる通俗小説と芸術小説の問題 ほか)
詩歌―詩・短歌・俳句(中禅寺湖・今の詩界(諷刺)(岩野泡鳴)
下総のお吉・お新と繁三(野口雨情)
手・侮辱を受けない人(正富汪洋) ほか)
著者等紹介
谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886・7・24~1965・7・30。小説家。東京都出身。東京帝国大学国文科中退
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感想・レビュー
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rbyawa
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i052、小説、評論、詩、短歌の大正8年のものを集めた本で島田清次郎と大泉黒石がいるのがちょっと面白いかも。有名作家の場合はちょっと知名度が落ちる作品が収録されているようなので、よほど読み込んでない限り残念かもねー。なんだかんだと最初の最盛期だった菊池寛が一番の出来かもこれ、あのしょうもないネタをよくまあ綺麗にまとめるよね…器用な作家だ。里見とんはこう、テーマと文体がいささか…泉鏡花の崇拝者なのはいいけど賭け事テーマで荘厳な文章なのはちょっと…。ある意味で過去の駄作を見れるって意味でもっとも特別かもねぇ。2018/08/14
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