内容説明
一年を一冊に20世紀日本近代文学の空白を埋める新機軸のアンソロジー。本巻は大正六年の作品を収録。
目次
創作―小説・戯曲・児童文学(小説・戯曲(父帰る(菊池寛)
処女(相馬泰三) ほか)
児童文学(寅吉(佐藤紅緑)
黄金の稲束(浜田広介) ほか))
評論―評論・随筆・記録(文壇一百人;通俗芸術の問題(生田長江) ほか)
詩歌―詩・短歌・俳句(詩(蛙・渡り鳥(児玉花外)
花のひらくやうに・歩いても・湯ぶねに一ぱい(高村光太郎) ほか)
短歌(北地雪の譜(小田観蛍)
病床・病床 二・亀原の家 一・亀原の家 二・亀原の家 三
亀原の家 四・富士見高原(島木赤彦) ほか)
俳句(ホトトギス巻頭句集;『山廬集』(抄)(飯田蛇笏) ほか))
著者等紹介
広津和郎[ヒロツカズオ]
1891年12月5日~1968年9月21日。小説家、評論家。東京都出身。早稲田大学英文科卒。著書に「神経病時代」「風雨強かるべし」「年月のあしおと」
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