出版社内容情報
底本「壷井栄 人と作品」(西沢正太郎著、昭和55年・清水書院)
現在も幅広く支持されている壺井作品を、その生涯とからませながら記録。
内容説明
「あしたの風」に思いわずらわず、きょうこの一日に「なんだ坂こんな坂」と体当たりする…、女として母としてたくましく生きた一人の女性の姿勢を賛美し、その作品を読み解いた貴重な記録。
目次
第1編 壷井栄の生涯(郷土の人;にぎやかな「家」をめぐる風土;『激流の魚』と共に;あらしの時代;おそまきの作家誕生 ほか)
第2編 作品と解説(青春の風土;『暦』;『妻の座』;『岸うつ波』;『裲襠』 ほか)