感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
67
どれも自分に合っていたのかすんなり入ってきたし読みやすかった。賞を取った『クレソン』は選者の一人青山七恵さんが「油断ならない小説だった」と評されるように気を抜くとドキッとする場に直面する。しかしそれは日常を壊すほどでもなく隠すほどでもない。娘とうまく行かなくなった母と、その娘の特別だった友だち。小さな子どもを軸に母だった時に想いを馳せる。佳作の『流刑地にて』は認知症の祖父、祖父を許せない父、祖父と暮らす自分の三世代を軽いタッチで描く。そして『二人、溺れてる』正し過ぎる母と思春期の娘の息がつまる一編。→2024/10/10
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樋口から津田に変わったな~。お金2024/10/10