感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなた
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大好きなほんで何回も読み返してるが現代川柳って構文集だよねと思うこともある。短歌だと構文になるには長すぎるし、俳句は季語が構文化を阻害する。川柳はこの世界の構文をもぎとり、魔術的なもうひとつの世界線を作り出す。「水牛の余波かきわけて逢いにゆく」「目印はムササビ今夜逢いにゆく」交差点のひとごみをかきわけるのでも、あの明かりが目印になるのでもない。あなたに逢うにしてもちょっとちがった世界線であなたとあうこと。やあ、の質感を変える。波をかきわけ、ムササビをおって。2021/11/19
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「獣偏のデザインは疾走する」2018/05/20