内容説明
21世紀にデビューしたU‐40世代21人による鮮しい成果の集成。いま、1人100句を携えて、現代俳句の大海原へと漕ぎ出す。
目次
越智友亮―十八歳/俳句を継ぐ者
藤田哲史―細胞膜/アスファルトの上の砂
山口優夢―空を見る、雪が降る/叙情か屹立か
佐藤文香―真昼/無人の風景を見る?
谷雄介/趣味は俳句です/自堕落詩人
外山一機―ぼくの小さな戦争/敗北者であろうとも
神野紗希―誰かの故郷/遺和感という魅力
中本真人―庭燎/季節への肉薄
高柳克弘―ヘウレーカ/未来の遊弋
村上鞆彦―水に消え/静かなる挑戦者〔ほか〕
著者等紹介
筑紫磐井[ツクシバンセイ]
昭和25年東京生まれ。同人誌「豈」発行人
対馬康子[ツシマヤスコ]
昭和28年、香川県生まれ。日本女子大学在学中より中島斌雄に師事、「麦」入会。同時に東大学生俳句会に参加。昭和59年「麦」作家賞。平成2年、有馬朗人主宰「天為」創刊に参画。「天為」編集長。「麦」同人。芝不器男俳句新人賞選考委員
高山れおな[タカヤマレオナ]
1968年、茨城県生まれ。早稲田大学在学中の80年代末より俳句を作る。93年より「豈」同人。句集に『ウルトラ』(スウェーデン賞)、『荒東雑詩』(加美俳句大賞)がある。2008年8月より、中村安伸と共に批評専門のブログ「―俳句空間―豈weekly」を運営する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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