セレクション歌人<br> 江戸雪集

セレクション歌人
江戸雪集

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  • サイズ B6判/ページ数 152p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784897094250
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI

34
NHK短歌で知った江戸雪さんの第一歌集「百合オイル」第二歌集「椿夜」の一部と江戸雪さんの評論、散文、歌人江戸雪さんとはと江戸雪論からなる一冊。江戸雪さんが短歌を作り始めたのが94年、その3年目にして第一歌集が上梓された。若い時の作品なので恋や失恋の歌が多い。好きな歌を幾つか挙げる。《砕かれた硝子を踏めばさりさりと人去るような音がきこえる》《葉の匂いざあと浴びつつさきぼどの「君って」の続き気になっている》《秋冷のじとりじとりとおりてきてわれは引き潮、どうにもならない》女性ならではの歌だった。2023/02/26

はち

4
江戸さんは初期から江戸さんなんだなぁ、と思う。落ち着いた瑞々しい文体。大きな出来事を描くわけではないのに、何故かとても切ないのは何故だろう。第一歌集『百合オイル』第二歌集『椿夜』(抄)収録。ときどき強烈な言葉が出てくる。2015/04/18

はち

3
病院の待合室で再読。DOCOMOのエッセイを書いていたということで、当時読んでいたかもしれないが、今となってはもうわからない。2016/06/06

Noy

2
膝くらくたっている今あとなにを失えばいい ゆりの木を抱く (p.12) 国道は西陽するどくどのひとも光る硝子におぼれていたよ (p.14) 私ならふらない 首をつながれて尻尾を煙のように振る犬 (p.19) なぜ今まで江戸雪さんの歌を読んでこなかったのか…!と思ってしまった。 2022/04/23

1
「陽をかくす雲のはやさに部屋翳りがらんどうの夏また深くなる」「海にむく君をよぶため曇天を吸うときふいに瞼がくらむ」「痩せた人から借りた本秋の陽のにおいをページにはさみつつ読む」2019/11/14

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