感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nick Carraway
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消えがての伝言板の梅雨の文字 行き違ひたり鴨の水尾鳰の水尾 花火見るよこがほつひに我を見ず 凍滝の蒼を帯び白帯びにけり 生涯のいま午後何時鰯雲 抒情味はあるが、固すぎてあまり馴染めず。散文「森澄雄を読む」は冗長。冒頭で遠野行きを述べ、池田弥三郎門下の面目躍如と思いきや、失速。西村和子の「三句集再読」の文中、「特定の相手に対する告白の形で詠まれた歌に対して、俳句は詠みかける相手を想定していない。わかる人にだけわかってもらえればそれで救われるといった思いが、作者の側にはじめからある」は良いことを言うと賛同す。2025/08/17




