内容説明
明治末期から大正期の虎ノ門金刀比羅宮の祭礼に丁髷がいた。関東大震災は東京の人々の人生の断層になっている。自転車やリヤカーには税がかかっていた。対英米戦争中の英語受難は異常な論理。非戦災者税というえげつない税があった。新制中学校、高等学校の発足時の旧制度と新制度の錯綜ぶり。八重山の人頭税廃止に尽力した田村熊治の家族写真初公開?など。
目次
息子のはじめに
芝区琴平町、芝区南佐久間町周辺図(父の手書き)
父の序言
第1部 入学前(大正四年、七歳まで)
第2部 学校時代(大正四年四月西桜小学校入学から昭和七年法政大学卒業まで)
第3部 苦難時代(昭和七年四月より一五年三月まで)
第4部 関西生活(昭和一五年四月より一七年八月まで)
第5部 阿波生活(昭和一七年九月より三一年三月まで)
付録 祖父のアルバム
息子のおわりに
著者等紹介
永瀬一哉[ナガセカズヤ]
早稲田大学文学部日本史学専攻卒業。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了。カンボジア王国情報省アドバイザー。特定非営利活動法人インドシナ難民の明日を考える会代表。神奈川県立高校、神奈川県立教育センター、神奈川県自治総合研究センターに勤務。カンボジア・ベンコック中学校教育環境支援アドバイザー、カンボジア国営放送パイリン放送局アドバイザー、NHK学校放送番組委員などにも従事。文部科学大臣奨励賞、博報賞、アジア福祉財団難民事業本部表彰、相模原市社会福祉協議会表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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