内容説明
「人間主義の経済」とは何か。今、なぜ経済観の転換が求められるのだろうか。グローバル化社会の中で、経済至上主義は深まり、利害の衝突、経済格差等、人間らしく生きることが困難になりつつある。そのような中、経済における「共通価値の創造」や「善の活動」が増しており、「人間主義の経済」を一歩、あゆみ出している。人間らしい生活をと願う人々は、人間主義を普遍的な「創価の思想・哲学」に見つけ出すだろう。本書は、「人間主義の経済」が、21世紀社会の中心となっていく必然性や、その基盤となる「人間主義の哲学」及び人間主義そのものを多面的な視点から論述した。また、人々の生活とともにある経済、本来の経済の在り方及び人間中心の経済を取り戻すことに主眼を置いた。本書によって人々のエネルギーが触発され、幸福な社会の実現への一助になればと、強く願うものである。
目次
第1章 経済の本質と基本認識
第2章 経済の構成
第3章 経済と産業
第4章 経済を取り巻く環境
第5章 経済と人々の生活
第6章 経済格差
第7章 日本型経済モデル
第8章 震災と経済
第9章 近年における経済政策
第10章 人間主義の経済
第11章 21世紀の社会に向けて
著者等紹介
爲永行雄[タメナガユキオ]
1949年(昭和24年)8月6日生まれ。出身地は、福井県越前市(旧、福井県今立郡今立町)。1968年(昭和43年)3月、福井県立武生工業高校(電気科)卒業。2000年(平成12年)3月、創価大学経済学部卒業。現在、東京都八王子市犬目町に、妻と妻の母との三人暮らし。高校在学中に、「第三種電気主任技術者国家試験」に合格。高校卒業後、(株)東芝青梅工場に入社し、コンピュータ・ハード設計(10年半)、府中工場にて水力発電プラントのシステム設計(17年)、及び本社部門で知的財産事務(17年)の業務に従事。約44年半の勤務を経て、2012年(平成24年)8月末退社。2014年4月から、母校の創価大学で、嘱託職員(常勤)として勤務し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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