内容説明
戦国の城はいかにして民衆の危機を救ったのか―。戦国の世は毎日が合戦だったわけではない。民衆の暮らしや営みがあり、領主はそれを保障する存在だった。民衆は領主に庇護を求め、領主はその期待に応えて初めて徴税が可能だった。持ちつ持たれつだったのである。また戦国の城は、有事の際に民衆の保護施設としても機能していた。民衆と領主の関係から読み解かれる、全く新しい戦国の城の姿がここに。
目次
序章 戦国の村と城
第1章 城と信仰
第2章 城と池
第3章 城と避難場所
第4章 城と惣構
第5章 北条氏照の戦国
第6章 北条領国の崩壊へ
第7章 戦国八王子の城
終章 鉄炮戦の城へ
著者等紹介
中田正光[ナカダマサミツ]
中世城郭研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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