東京大学バイオインフォマティクス集中講義

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  • サイズ B5判/ページ数 140p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897068817
  • NDC分類 460
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》 国立大学初,本格的なバイオインフォマティクスの講義*がついに単行本化!
専門知識は不要!どんな教育的背景をもった方でもわかるように工夫された講義科目と内容で,バイオインフォマティクスのはじめの一歩におすすめです.
*東京大学理学部生物情報科学学部教育特別プログラム「生物情報科学概論」    

《目次》

高木利久
[基礎編]~バイオインフォマティクスを学ぶ前に知っておこう
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講義1◆生物情報科学とは何か~バイオインフォマティクスのなりたちとこれから
高木利久
*生物情報科学のはじまり
*ゲノムインフォマティクスからバイオインフォマティクスへ
*生物情報科学に必要なコンピュータ技術
*生命科学としての生物情報科学
*生命のシステム的理解に向けて
*これからこの分野をめざす人へ
講義2◆生命科学からみた生物情報科学
西郷 薫
*発生分化の基本分子機構
*木と森 ─ 若い生物情報科学者への期待
講義3◆情報科学の学び方~バイオインフォマティクスの基礎として
萩谷昌己
*バイオインフォマティクスのための情報科学の基礎
*計算機システムの基礎
*ネットワーク管理
*プログラミング
*アルゴリズム
*動的計画法
*バックトラッキング
*形式言語
*情報理論・数理統計
*連続系アルゴリズム(数値解析)
*データベース・知識表現
講義4◆分子生物学,生化学,細胞生物学の基本~バイオインフォマティクスの素材を理解する
榎森康文
*生物・細胞と遺伝子
*分子生物学の概念と遺伝子
*生化学と生体物質・生化学反応
*細胞生物学,分子細胞生物学とシグナル伝達

[応用編]~バイオインフォマティクスの実際を学ぼう
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講義5◆DNA二重らせんの安定性を解く~その理論と応用
John Anthony Rose,陶山 明
*DNAのヘリックスコイル転移
*融解曲線の平衡論
*融解曲線の平衡論の応用
講義6◆計算手法を用いて見るタンパク質立体構造概論
黒田 裕,横山茂之
*タンパク質構造の基礎概念
*タンパク質の構造比較および構造データベース
講義7◆膨大な遺伝子情報から機能を探る手法
程 久美子
*技術・学問の概要
*実際の解析における現状・問題点
講義8◆プロテオーム解析が切り開く生命科学の新しい方向
南 康文
*プロテオーム解析の概要
*プロテオーム解析の現状・問題点
講義9◆知識発見技術入門
森下真一
*数学で生まれ情報科学で育った知識発見技術
*機械学習 知識発見 データマイニング
*バイオインフォマティクスと知識発見
*クラスタリング
*クラス分類
講義10◆ゲノムデータベース入門~つくる人と使う人のために
中井謙太
*ゲノムデータベースの基礎
*古典的データベース
*ゲノムデータベースの現状
講義11◆配列から生物学的な意味を探る~配列解析
矢田哲士
*遺伝子発見問題
*遺伝子配列の規則性を発見
*規則性のモデル化
*規則性の検証
講義12◆生物がもつ機能の原理を探る~パスウェイデータベース
高井貴子
*パスウェイデータベースとは
*パスウェイデータベースの構造
*パスウェイデータベースを利用した研究のこれから
講義13◆細胞内のネットワークを解く~分子ネットワークシミュレーション入門
黒田真也
*技術・学問の概要
*実際の解析における現状と問題点
【付録】初めて情報科学・生命科学を学ぶ方へ
1.情報科学の教科書
萩谷昌己
2.分子生物学,生化学,細胞生物学を非生物系専攻の学生・研究者が学ぶとき~教科書と手引き
榎森康文

内容説明

これ1冊で生命科学も情報科学も両方学べてバイオインフォマティクスが基礎からわかる。

目次

基礎編 バイオインフォマティクスを学ぶ前に知っておこう(生物情報科学とは何か―バイオインフォマティクスのなりたちとこれから;生命科学からみた生物情報科学;情報科学の学び方―バイオインフォマティクスの基礎として;分子生物学、生化学、細胞生物学の基本―バイオインフォマティクスの素材を理解する)
応用編 バイオインフォマティクスの実際を学ぼう(DNA二重らせんの安定性を解く―その理論と応用;計算手法を用いて見るタンパク質立体構造概論;膨大な遺伝子情報から機能を探る手法;プロテオーム解析が切り開く生命科学の新しい方向;知識発見技術入門;ゲノムデータベース入門―つくる人と使う人のために;配列から生物学的な意味を探る―配列解析;生物がもつ機能の原理を探る―パスウェイデータベース;細胞内のネットワークを解く―分子ネットワークシミュレーション入門)

著者等紹介

高木利久[タカギトシヒサ]
1976年東京大学工学部計数工学科卒業。九州大学を経て、’92年東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助教授。’94年同教授。2003年より東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻所属。’02年より東大理学部生物情報科学学部教育特別プログラム実施委員長。専門はバイオインフォマティクス。複雑な生命現象およびそれに関する生物知識をいかに計算機の中に表現・利用するかという問題に興味をもって研究を進めている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KOSSY

5
バイオインフォマティクス入門書。生物についても情報についても考え方が非常にわかりやすく説明されていました。「いくつか解析方法がありますが、今回はこれを紹介します」というような感じのところが多かったので、より深く勉強するにはこの1さつだけでは不十分に感じました。ただ「バイオインフォとはなんぞや」を知るにはとても良い1冊だと思います。2014/09/04

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