出版社内容情報
《目次》 情報高分子各論
内容説明
今後、あらゆる遺伝子産物から多岐にわたる機能を導きだすチャンスがますます増大することは疑いがない。それに伴い研究者にはますます幅広い情報を効率よく得る努力が要求される。このことは、おそらく細胞生物学や発生学などの基礎研究者にもあてはまるだろう。しかしわれわれの理解力と記憶力は十分であるとはいえない。それなら少なくとも基本的な情報を1冊の本にまとめてみようということで本書は企画された。
目次
第1章 細胞生物学(細胞内シグナル伝達;サイトカイン・増殖因子;細胞周期 ほか)
第2章 高次生命現象(発生と分化;アポトーシス;老化)
第3章 疾患と遺伝子(生活習慣病(成人病)(癌;高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満・動脈硬化性疾患)
遺伝病 ほか)
著者等紹介
佐々木博己[ササキヒロキ]
1983~’90年まで東京大学応用微生物研究所(現分子細胞生物学研究所)大石道夫教授のもとで研究を行い、学位取得後、直ちに国立がんセンター研究所の寺田雅昭所長のもとで癌研究を開始し、’94年から室長、現在に至る。大学院ではcDNAサブトラクションおよびcDNAライブラリーの平均化、国立がんセンターではゲムノサブトラクションやcDNAセレクション法の開発を行い、癌で増幅する遺伝子の分離と増幅ユニットの構造解析および上部消化器癌に特異的に存在する細菌DNAを分離した。研究の興味はゲノムDNAのダイナミックな不安定性の機構。趣味は釣り
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