遺伝子導入なるほどQ&A―実験のコツがつかめる基礎知識+siRNA・タンパク質の導入もわかる!

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  • サイズ B5判/ページ数 231p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897064819
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 遺伝子導入なしでは研究が進まない…でもいつも失敗してしまう! うまくいかない理由がわからない!など,どんどん遺伝子導入のふかみにはまっていく方は必読!
遺伝子の細胞への入り方や導入・発現効率を上げる方法など知っておきたい基礎知識に加え,実は細胞のコンディションが結果を左右していた!など実験の失敗を回避する操作上のコツやトラブルへの対処法が満載.また,動物個体への遺伝子導入も解説されています.
そして一番の特長が巻末付録の『遺伝子導入試薬の性能別比較一覧』です.たくさんある導入試薬の中から自分にぴったりのものが一目で選べる一覧表や自分が使用する細胞(株)名から導入実績のある試薬がわかる索引があり,初心者からベテランまでみんなに役立つ1冊です.    

《目次》

1章 これだけは知っておきたい遺伝子導入の基礎知識
1 遺伝子導入はなぜ必要なのですか?
2 遺伝子導入の歴史を教えてください


7 遺伝子導入を行うにはどのような設備,器具があればよいですか?
8 遺伝子導入の実験を計画する場合の注意点は何ですか?
2章 導入する遺伝子に関するQ&A
9 導入する遺伝子にはどの程度のクオリティーが要求されますか?
10 遺伝子導入用のDNAを溶解するバッファーは何がよいですか?
11 導入する遺伝子の形状や大きさに制限はありますか?
12 どのような種類の発現ベクターがありますか?
13 発現ベクターの使い分けと選ぶ際の注意点を教えてください
3章 遺伝子導入される細胞・動物個体に関するQ&A
14 遺伝子導入に用いる細胞はどうやって選べばよいのですか?
15 細胞株と初代培養細胞とでは遺伝子導入に違いがありますか?


20 マウスなどの動物の体内に遺伝子導入するために適した方法は何ですか?
21 マウスの胎仔に遺伝子導入できますか?
4章 物理化学的な遺伝子導入方法のQ&A
22 自分の実験に合った遺伝子導入試薬(リポソーム)を選ぶにはどうしたらよいですか?
23 遺伝子導入の際の細胞数とDNA濃度はどのような関係にあればよいのでしょうか?
24 遺伝子導入・発現効率を上げるにはどうすればよいですか?
25 動物への物理的な遺伝子導入方法にはどのようなものがありますか?
5章 ウイルスベクターによる遺伝子導入のQ&A
26 ウイルスベクターは物理化学的な遺伝子導入法とどこが違い,どのようなものがありますか?
27 どのようなときにどのウイルスベクターを使ったらよいですか?
28 ウイルスベクターの実験をはじめる前に準備することは何ですか?
29 ウイルスベクター実験を行う手続きについて教えてください


41 アデノウイルスベクターでうまく遺伝子導入できない! どうしたらよいですか?
42 別のアデノウイルスベクターがコンタミしているみたいですが,どうすればよいですか?
43 自己増殖型ウイルスベクターが混入してくることはありますか?
6章 siRNAの導入に関するQ&A
44 RNAiのメカニズムを教えてください
45 siRNAの配列はどのように設計するのですか?


50 修飾siRNAはどのような目的で使うのですか?
51 マウスなどの動物の体内にsiRNAを導入するにはどうしたらよいですか?
7章 タンパク質・ペプチドの導入に関するQ&A
52 タンパク質の導入はどのような研究に向いているのですか?
53 どのような細胞にタンパク質を導入できますか?


58 タンパク質導入方法のポイントを教えてください
59 タンパク質導入効率を上げるにはどうすればよいでしょうか?
8章 発現解析に関するQ&A
60 遺伝子導入による機能解析はどのような点に注意して進めればよいですか?


66 たくさんの遺伝子を細胞に導入して,特定の機能を調べるにはどうすればよいですか?
9章 トラブルシューティング- こんなときどうすればいいの?
遺伝子導入試薬によるトラブルシューティング
動物への遺伝子導入に関するトラブルシューティング
ウイルスベクターに関するトラブルシューティング
siRNAに関するトラブルシューティング
【付録】
-自分にぴったりの遺伝子導入試薬が一目でわかる-
遺伝子導入試薬の性能別比較一覧

内容説明

至適条件なるものには気づいていなかった多くの落とし穴がある。それは遺伝子導入試薬やウイルスベクター側の問題ばかりか、準備した細胞や導入後の培養液の側にも大きな問題点がある。本書を読めば、そのいくつかが改善され、遺伝子導入につぎ込む労力、時間、そして費用が大幅に削減され、健全な遺伝子導入と発現解析、それに基づく本題の研究がうまく進むだろう。

目次

1章 これだけは知っておきたい遺伝子導入の基礎知識
2章 導入する遺伝子に関するQ&A
3章 遺伝子導入される細胞・動物個体に関するQ&A
4章 物理化学的な遺伝子導入方法のQ&A
5章 ウイルスベクターによる遺伝子導入のQ&A
6章 siRNAの導入に関するQ&A
7章 タンパク質・ペプチドの導入に関するQ&A
8章 発現解析に関するQ&A
9章 トラブルシューティング―こんなときどうすればいいの?
付録 自分にぴったりの遺伝子導入試薬が一目でわかる遺伝子導入試薬の性能別比較一覧

著者等紹介

落谷孝広[オチヤタカヒロ]
国立がんセンター研究所・がん転移研究室、室長。1988年、大阪大学大学院医科学研究科博士課程修了。医学博士。’91~’92年、米国カリフォルニア州バーナム研究所留学。’98年より現職。日本癌学会評議員。2004年より早稲田大学理工学部客員教授。バイオマテリアルによるDDS、肝臓の再生医療研究、動物個体レベルのがんの基礎研究などに従事。アテロコラーゲンの遺伝子デリバリー技術で、’00年日経BP技術賞受賞。レーザーテクノロジーとナノテクノロジーを融合した新しい臓器再生の研究をめざす

青木一教[アオキカズノリ]
1987年信州大学医学部卒業。医学博士。国立がんセンター病院内科(肝胆膵)レジデント・がん専門修練医を経て、’94年より国立がんセンター研究所分子腫瘍学部研究員。’97~’99年に、米国ミシガン大学ハワードヒューズ医学研究所に派遣。’99年より、がん宿主免疫研究室長。研究テーマは、膵がんなどの難治固形がんに対する遺伝子治療の開発で、現在は、サイトカインを用いた膵がんに対する遺伝子治療法、固形がんに対する造血幹細胞移植と免疫遺伝子治療の複合療法、がん標的ベクターの開発に力を注いでいる
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感想・レビュー

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きょ

0
分かった!ような気がするけど引き続き勉強します2011/05/31

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