出版社内容情報
《内容》 本書では,タンパク質を輸送する道路,成熟を支援する学校,機能回復のための病院などのインフラが細胞内に存在する,という新しい概念「タンパク質社会」を提起しています.
また,アルツハイマー病や狂牛病などで話題のアミロイド病(フォールディング病)の発症機構についても,分子レベルで最新知見をご紹介しています.
生命現象の主役であるタンパク質への理解が深まる最先端レビュー集!きっと皆さまの研究に役立つことと思います。ぜひご一読下さい!
《目次》
序
概論:タンパク質の一生とタンパク質社会学
第1章 誕生と成熟の支援システム
1)概説
2)新生プロセスの制御
3)フォールディングの景観
4)シャペロンシステム
第2章 配送・搬入システム
1)概説
2)配送システム
3)タンパク質の通る孔
第3章 危機管理システム
1)概説
2)監視システム
3)再生システム
4)廃棄システム
第4章 暴走するタンパク質:病態
1)概説
2)アミロイド形成
3)タンパク質凝集