内容説明
世界の神話や物語に、果たして「愛」は描かれているのだろうか?慈しむ愛、禁じられた愛、呪われた愛、無償の愛、性的な愛、動物への愛…愛と苦しみ、愛の二元性について考えるための手掛かりを、古今の神話・文学にさぐり、美術作品において視覚化された様々な愛の形を提示する。カラー図版60点で綴る愛の図像学。
目次
第1章 愛とはなにか
第2章 世界の愛の神話―ヨーロッパとアジア
第3章 世界の愛の物語―説話、昔話
第4章 愛の二元性
第5章 不幸な愛
第6章 愛の図像学
著者等紹介
篠田知和基[シノダチワキ]
1943年東京生まれ。パリ大学文学博士。名古屋大学教授ほかを歴任。現在、甲南大学人間科学研究所客員研究員。比較神話学研究組織GRMC主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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