内容説明
サン・ドゥニ、モン・サン・ミシェル、コンクなど、中世フランスに栄えた大小の霊場を巡り、聖者崇拝の遺物や記録の背後に見え隠れする信仰と生活の実像を鮮やかに捉えた名著、待望の新版。再刊にあたり図版を一新し、また小説家小川国夫とのサンチャゴ巡礼をめぐる対談を併録。
目次
第1章 聖堂の四季―サン・ドゥニ(1)
第2章 歴史の工房―サン・ドゥニ(2)
第3章 ピレネーの桃源郷―サン・ベルトラン・ド・コマンジュ
第4章 たまごの聖母さま―ノートルダム・ドラフレード
第5章 大天使の要塞―モン・サン・ミシェル
第6章 金色の乙女―サント・フォア・ド・コンク
第7章 泉の僧院―フォントネイ
第8章 海から来た聖者―サン・ジルダ・ド・リュイス
第9章 遙かなる旅路―巡礼と同胞団
第10章 幻の聖なる道―サンチャゴ巡礼(対談 小川国夫×渡邊昌美)
著者等紹介
渡邊昌美[ワタナベマサミ]
1930年岡山県に生まれる。1953年東京大学文学部西洋史学科卒業。高知大学教授、中央大学教授をへて、現在、高知大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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