修道院文化史事典

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  • サイズ A5判/ページ数 541p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784896949001
  • NDC分類 198.25
  • Cコード C0516

内容説明

カトリックの主要な修道会について、歴史や霊性等の基本的な情報を的確に整理・網羅し、さらには中世以来の文化史的業績を、文学、美術、音楽、教育などの分野別に検証する。豊富な図版をまじえてそれぞれの修道会の特徴を鮮やかに描きだす、ヨーロッパ文化の理解に欠かせぬ一冊。

目次

修道制と文化―1中世/2近世以降
ベネディクト会
シトー会
カルトゥジア会
アウグスチノ修道参事会
プレモントレ会
病院修道会
騎士修道会
フランシスコ会とクララ会
ドミニコ会
カルメル会
アウグスチノ隠修士会
イエズス会
東方正教会の修道制

著者等紹介

ディンツェルバッハー,ペーター[ディンツェルバッハー,ペーター][Dinzelbacher,Peter]
1948年生まれ。グラーツ大学、ウィーン大学で歴史学、美術史、民俗学、文献学を学ぶ。1973年、ウィーンで博士号取得、1978年、シュトゥットガルトで教授資格取得。シュトゥットガルト、ザルツブルク、ウィーン等の大学で教鞭をとる傍ら、西欧中世の宗教史、民衆史、心性史などを中心に横断的な研究・執筆・編纂活動を展開、また長年にわたり、中世史研究の有力雑誌Mediaevistikの編集主幹を務めている

ホッグ,ジェイムズ・レスター[ホッグ,ジェイムズレスター][Hogg,James Lester]
1931年生まれ。ロンドン、ケンブリッジ、フリブール、ザルツブルク等で断続的に研究生活を送るが、この間、8年間にわたってカルトゥジア会に修道士として在籍。後にザルツブルク大学の教授となり、英米文学を講じる一方で、カルトゥジア修道会史の研究にも力を注ぎ、カルトゥジア会の刊行する雑誌Analecta Cartusianaの編集主幹をつとめるなど、現在では斯界の第一人者として国際的な評価を得ている。とりわけ、パヴィアのカルトゥジア会修道院の建築史についての研究はよく知られている

朝倉文市[アサクラブンイチ]
ノートルダム清心女子大学名誉教授。上智大学文学部大学院西洋文化研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきら

1
ハードカバーに分厚さ、更には細かい字となかなかハードルの高い本。とは言え、中の文章は意外にも読みやすく、修道院に関してはこれを読めばかなり分かるのではないか、と言う内容の濃さ。おねだんは…さすがですね……2014/10/15

ヤクーツクのハチコ

1
美術史勉強していた者には、別の総体的な観点が得られて興味深かった。細かすぎることもなく入門的によかった。ところどころ「愛している魂による」とか直訳っぽくてとりにくいものもあったけれど(それとも私が知らないだけでそういう派の用語みたいなものなのか)。2012/03/04

Covastra

0
各会ごとに項目別にまとめられていて大変わかりやすいし読みやすい。出来れば日本の修道会がどの会から発生したか等載っているとさらによかったかも。お値段は張りますが、見合うだけの情報が詰まっています。2015/03/03

陽香

0
200801112012/05/18

hanaka

0
まさに辞典と銘打っているだけあって、私見を排し、平易な文体でできるだけ多くの事象を羅列しようとしている。霊性、自然科学、建築、音楽と、それぞれ章ごとに振り分けられているのも読みやすい。歴史的解釈よりも多くの知識を得たい場合におすすめの一冊だろうと思う。欲をいうなれば、外国語単語に音読みのふりがなをつけてほしいというところか。2012/02/10

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