内容説明
中国での茶樹発見以来1600年、世界中に広まり各国で独自の喫茶習慣を生み出し、多くの絵画や文学にも描かれてきた緑茶と紅茶。その長い歴史に秘められた、茶にまつわる伝説・逸話・名言・芸術のすべてを詳述する緑茶・紅茶文化の一大データベース。茶文化研究の大家の古典的名著、待望の初邦訳。
目次
第1章 茶の起源
第2章 茶の東洋征服
第3章 ヨーロッパとアメリカへの茶の到来
第4章 クリッパー船の時代
第5章 各国の喫茶習慣
第6章 茶と芸術
第7章 光り輝く時間
著者等紹介
杉本卓[スギモトタク]
1962年東京に生まれる。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。千葉工業大学教育センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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manatee
2
お茶にまつわる歴史や文化を紐解く一冊。中国の長い歴史の中で、どの時代から人々に親しまれたのかはっきりしないくらい文化に根付いていたお茶。そこから人が移動し、航海できる船が増え次第に飛行機が登場し、急速に世界中へと波及していった。あまりに無知すぎて、お茶はオランダが広めたことがきっかけだったことには驚いた。確かに、世界史の時系列と並べると納得なのだが、あまりにも紅茶=イギリスというイメージが強すぎて。一つのことを深く知ること、調べることがこうして既にある知識と紐づいて定着するんだなと感じた体験だった。2020/11/19
とまる
1
何気なく飲んでいるが、それは戦争や植民地を語る上でも アジアの歴史を知る上でもツールになり得るキーワード。2011/09/11
をとめ
0
図書館2020/07/10