暖房の文化史―火を手なずける知恵と工夫

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  • サイズ B6判/ページ数 293,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896948318
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C0039

内容説明

火鉢、煙突、暖炉、ストーヴ、レンジ…。暖をとったり調理したりと、日常生活に不可欠な「火」。これを屋内に持ち込み、より快適に利用するための工夫や発明の数々のあとを追いながら、新たに登場した設備・器具・燃料が人々の生活を具体的にどのように変えたかを、興味深いエピソードをまじえつつ、生きいきと紹介する。

目次

火との出会い―文明化への第一歩
木を燃やす―古代の火
煙突の出現―中世の炉辺
木炭と火鉢―火を持ち運ぶ
コテージの暖炉―一六~一七世紀、田舎家の炉辺
炉辺の脇役たち―薪載せ台・焼串・ふいご…
木炭から石炭へ―一六世紀、薪の不足と新しい燃料
石炭用の火格子―暖炉と石炭
高くなった石炭―一七世紀の燃料事情
冷え冷えした壮麗さ―一六~一八世紀、シャトーの暖炉〔ほか〕

著者等紹介

ライト,ローレンス[ライト,ローレンス][Wright,Lawrence]
1906年、イギリスのブリストル生まれ。1983年没。建築画家として活躍するかたわら、1950年代以降文化史関係の著作を多数発表

別宮貞徳[ベックサダノリ]
1927年生まれ。元上智大学教授、現在翻訳家・評論家

曽根悦子[ソネエツコ]
三重大学教育学部卒業。1996年より別宮貞徳氏に翻訳を学ぶ

菅原英子[スガワラフサコ]
東京女子大学文学部卒業。1995年より別宮貞徳氏に師事

柿沢淳之介[カキザワジュンノスケ]
1935年生まれ。学習院大学卒業、元石油会社社員。1995年より別宮貞徳氏に師事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Madeline

2
意外に文章が面白い。ザ・イギリス人って感じ。資料としてはもっと図が欲しかったが。2012/08/04

lobking

2
この季節にいいんじゃないかと思って図書館で借りたが、訳文が硬くてちょっと難渋した。 図版がふんだんなので見ごたえあり。 一読した印象は「人間の歴史(ミハイル・イリーン)」にすごく近い。だいたいあんな感じです。2012/03/04

in medio tutissimus ibis.

1
イギリスを中心とした近現代の家庭エネルギー史。燃料の産出から運搬、使用とその副産物の影響などをカバーしており、タイトルよりずっと多くのものを射程に収めている。多くの絵図も付されているが、暖炉の構造などは英国の時代劇などに馴染み深くはないのでイメージがわき辛かった。そういう時代劇とかスチームパンクの作品だと、スモッグや煤の問題はかなりマイルドにされている事は想像に難くないが。イギリス人はエリザベス女王の頃から白さを珍重するようになったらしいのだけど、それはそこらじゅう煤で汚れていたからかも、等と想像が膨らむ2019/12/30

timeturner

1
寒い時期に読むのに最適。2012/01/04

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